子供を育てると言うこと

結婚し、子供が産まれる前までは、

「子供を育てるのは面倒」
「夫婦で遊びに行けなくなる」
「お金がかかる」
「夜泣きで近所迷惑」
「自分の時間がなくなる」

などなど、ネガティブな面ばかりが頭に浮かび、
「別に子供がいなくても良いかな〜」
とか思っていたが、いざ産まれてみると、これほどまでに
愛しく、感動的で、素晴らしい
ことはないと思えるようになった。

仕事から家に帰るのが楽しみになり、その小さな笑顔を見ただけで、嫌なことを全て忘れてしまうような。

そりゃ時には「ムカッ」とくることもある。
産まれてくる前に思っていたようなネガティブな面が多々あるのも事実。
でもそれに勝るとも劣らない感動や素晴らしさが子育てにはある。

子供なんてイナライ。

そんな夫婦がいたら、ぜひその考えを改めて
「自分の分身」
を育てる素晴らしさを経験して欲しいとおもう。たった一度の人生、この素晴らしさを体験せずに終わらせてしまうのはもったいない。何物にも変えがたい経験を得られると思う。




そんなすばらしい宝物を授かっても、虐待を繰り返し、我が子を死に追いやってしまう鬼畜が多い病んだ日本。
そんなニュースを耳にするたびに本当に心が痛む。泣きたくなる。
この感情は自分の子が生まれてから芽生えたものだ。それまでは「ひどいなぁ」くらいにしか感じていなかった。でも子供を持って変わった。

子供は産まれてくる場所を選べない。自分の親も選べない。何も分からずに生まれてきたかけがえのない命が、心無い家畜以下の人間(人間と呼びたくもない)に、訳も分からず暴力を振るわれ、命を落とす・・・。
自分を守ってくれるはずの唯一無二の存在=親が敵となる。暴力を振るう。ミルクも与えてくれない。でも生まれてきた子にとってはそれが全て。それが自分を取り囲む世界。
幸せな家庭に生まれてきた子供が親から受ける愛情、ぬくもり、幸せなんて知る由もない。
お腹が減るから泣く ⇒ 殴られる ⇒ 痛いから泣く ⇒ さらに殴られる

もう信じられない。
たすけて。
たすけてあげたい。
もうあんな悲しいニュースは聞きたくない。